2018年01月26日

福岡の年間海洋コンディション

投稿者 TAKA

先日のブログで、
これまでのデーターから福岡の海を診てみるのも
面白いかも…
って言いましたface01

今日はその統計を出してみました。
過去5年間のログや予約状況を引っ張り出して、
調べに、調べました。
で、まとめたのがこちら▼

福岡の年間海洋コンディション


これはトリトンの5年間のデーターから
僕なりに出したものです。

水温はその年の気象状況によって変わります。
冷夏だったり、台風の頻度によったり。

使用するスーツもショップによっては
「この時期もまだウェットで行ってるよー」
って言うところもあると思いますface01
またウェットスーツも保温性のある裏起毛から、
薄いノーマルジャージのもので違ってきます。
潜る本人が寒さに強いか弱いかでも当然違ってくるし…

また、福岡に限らず、どの地域でも同じことですが、
季節風が変わることによって、潜水地が変わります。
波が立つ、立たないで、志賀島に行く頻度が多い時期、
恋の浦に行く頻度が多い時期を、
過去のログから分けたのが上の図です。
もちろんあくまでも頻度であって、
夏でも恋の浦へ行くことはフツーにあります。

過去のログからその時期の透明度も出してみました。
福岡の海の場合、透明度5mが普通。
8m~12mあれば良。
12mオーバーだったら最良かなと僕なりの判断でicon103
毎年春は視界がよくないことを今回の統計で再確認しました。
海草が溶けたり、水温が上がっての赤潮の発生が原因です。
9月も良くないです。
これは台風や秋雨前線の影響が強いからでしょう。
7,8月は△になっているけど、
その時期、朝イチで潜ったらスコーンと抜けているときがあります。
でも昼過ぎは急にニゴニゴに…
これは大勢のダイバーが水中を泳ぐことで、
水底の砂が巻き上がってしまう、
いわゆる人為的視界不良…face11

そして最後は開催率。
福岡の海は北に面しているので、
北風の強い冬の方が海は当然荒れます。
なので、冬の方が開催率は低くなります。
1月なんかはそれが顕著ですね。
10回のご案内で実際に開催できるのはわずか2回。
つまり5回申し込んだとしても、4回は悪海況で中止と言う感じ。
夏は太平洋高気圧による南風で開催率が高いのですが、
それも年によっては違ってきます。
過去に台風の多かった年は開催率50%と言うこともありましたface12

何度も繰り返しますが、
過去のトリトンのログデーターによるこの図は
あくまでも目安としてみてくださいね。
透明度◎の12月に潜ったら、
「なんじゃ、こりゃ~」
って言うときもあるし、
7月にウェットで潜ったら、
「さむーっ」って言うときもありますからネface11

福岡の年間海洋コンディション



福岡の年間海洋コンディション

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Posted by トリトンダイビングリゾート at 16:00│Comments(0)今日のできごと
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