トリトンデイリィ

投稿者 TAKA

医療崩壊が迫っていると言う記事をよく目にします。
もしそうなったら大変なこと。
救える命まで救えなくなる…

「いや、現場はすでに崩壊してますよ」

神妙な面持ちでそう話したのはメンバーのKやん。
コロナ病棟のある総合病院に勤務しているナース。
休日の今日、レギュの点検で来店されました。

今はほぼ家と職場の移動だけらしく、
ウイルスを持ち込むかもしれないと言う理由で、
実家にも帰らないとのこと。
病気療養中のお父さんを見舞うことができず、
3月末に上京した妹さんを見送ることもできず。

今日のトリトン訪問が久々の外出だそうです。
それも事前に僕の承諾を得ての来店。
レギュを受け取ったあと、ちょっとおしゃべりしました。
（2mの距離を作り、ドアや窓を開けて）




一般市民にはわからない医療現場の実態。
Kやんはそのストレスを発散するがごとく、
僕に淀みなく話しました。


「とにかく物資が足りないんです…」

聞くところによると、
マスクも防護服も新しいのが届かないので、
数日間、同じものを使っているとのこと。
いつか感染するかもと言うリスクを背負いながら、
日々入院してくる患者と接しているそうです。


そしてこの時期も自粛をせず、
外で遊んでいる人たちの姿を見たら、
悲しくなるそうです。





はじける元気の明るいKやんが、
今日は違いました。
本当に大変そう…
Kやん、がんばれ！
そしてありがとう…



「コロナは感染率が低いから大丈夫」

と、この時期も自粛をせずにいる人たちは、

「飛行機は墜落する確率が少ないから
シートベルトをしなくても大丈夫」

と言っているのと同じだと思います。


行政の "外出自粛要請" を従わない
このような残念な人たちが、
仮にもし感染してしまったら、
"入院要請" にはきっと従うのでしょう

これってあまりにも利己主義では・・・





「そんな人が入院してきたら、複雑でしょ」

「うーん、そうですね。」

と一瞬、考え、

「でも患って苦しんでいたら、しっかり看ます。」

とKやん。


あなたは立派です！
ナースの鏡


幾度の酒豪伝説を作っているKやん。
その彼女が、

「ここ一か月、全然飲みに出歩いてないです～」

と、マスク越しに元気に笑いました。
今日、来店して初めて、
いつもの彼女のノリになった瞬間でした。






Kやんをはじめ、医療に従事している皆さま、
心からご苦労さまです。
ありがとうございます。